陽だまり代表 ご挨拶

みんなの保健室 陽だまり代表

服部 満生子


多くの人が健康や将来の暮らしに不安を抱えています。高齢化社会は進み、「2025年問題」などは社会的にも大きな問題です。1人暮らしの高齢者は増え、少子化は進み、将来への見通しが立ちにくいのが現状だと思います。

国や行政は地域包括ケアシステムを積極的に進めています。しかし、新聞に載るほどに問題意識が高まらないと動かない政府に期待するだけでいいのでしょうか?

どんなに素晴らしい制度ができても財政問題などで破綻してしまう恐れもあるのです。

個人の問題はご本人が出ていき、人とつながって解決していかなくては、誰も何もしてもらえない事が多いものです。

この活動のきっかけは、医療政策と現実のギャップに気づいたのがきっかけでした。以前勤務していた病院では、患者さんが自ら健康問題に向かい合い、医療を納得して受けられるよう、医療図書の用意や相談窓口として私たち看護師は患者さんのお手伝いをしていましたが、病院では決められた範囲でしか動けず、個別相談の時間を多くとることができません。

個別の相談を受けられるようにするには、有料の教室を開催しなければならないなどの問題がありました。

そのため、困っていることを手軽に話せる場所を創り、地域に住む方のサポートすることが必要だと思い始めました。

看護師等の仲間7人で「草加市にみんなの保健室をつくる会」を発足し、1年間の準備期間中に地域が抱える問題を調査しました。スタッフ一同、地域の住民に対して健康相談できる場所を作れば良いと考えていたのですが、集まれる場所を作り、話すことができる、仲間が作れる場所がほしいとの声が大きいことに気付かされました。

また、政府の介護・医療制度を期待してしまう受給者意識を持っている方が少なくないことにも気付かされました。

草加市の担当部署や関係機関などとも相談をしたり、仲間と話し合いを続けて、みんなの保健室「陽だまり」が2016年4月にスタート。

看護師やヘルパー、薬剤師、介護士やスポーツトレーナーなど、それぞれの分野の専門家が集まりました。

市内だけではなく、県内や都内で高齢者や障害者、子育て支援などさまざまな活動をしている人たちとのネットワークもあります。

どんな年齢でも社会参加することを喜びとされ、居場所作り、楽しく暮らせることが大切です。

元気に暮らすことを支援し、居場所を創り、ともに学び・ともに助け合う。それが心の安定と安心サポートになり、困った方の支援をつなぐワンストップ機能として、「お互い様のコミュニティづくり」の活動を積極的に行なっていきたいと思っています。